2019年10月20日(日) 高橋 伸斉
昭和52年から40年以上にわたり、「週刊文春」の表紙を担当されたイラストレーターの『和田誠さん』
2019年10月7日に永眠されました。
とても残念ですが遺された作品は永遠に存在感を持って、感動を与え続けると思います。
そこで、人生の軌跡を運命的に振り返ってみたいと思います。
『和田誠さん』は1936年4月10日に生まれました。
生まれた年の本命星は一白水星になります。水は形がなく方円の器に従います。調和性を持った人です。
生まれた月は六白金星になります。直感的で、単独行動性に優れた運を持っています。孤高のアーティストです。
生まれた日は二黒土星です。母なる大地で、母性豊かな人になります。慈愛に満ちた、沢山の作品を制作されました。
運命傾斜をみますと、離宮傾斜が圧倒的に見えます。離宮は火の場所になります。火は情熱のエネルギーです。そして集中力が凄まじいのです。
その集中力を活かした作品を次々に残されました。
運勢傾向を見てみましょう。
メインの傾向に、『離為火』があります。『雉、網中に罹るの象』『秋葉、風に翻るの意』になります。作品を制作する時のエネルギーを表しています。雉が網にとらわれているように、作品の世界に埋没してしまいます。完成したとたんに、気持ちは秋になって葉が落ちるようにむなしくなってしまいます。
次のテーマが出てきますと、また雉になっていくのです。
その繰り返しの人生が見えています。
『山水蒙』です。『巌険雲焔の象』『花を生じて、未だひらかずの意』
テーマをしぼる時の苦しさが感じられます。
ギリギリの追い詰められた傾向もあったと察しられます。
次に『水山蹇』の運勢傾向が見えます。
『門前、穽(おとしあな)ある象』『寒蝉、風に悲しむの意』です。
アイデアがまとまるまでの苦痛が正に運勢傾向に表れています。
奥様が料理研究家の平野レミさんです。
奥様の手料理を召し上がる時が、『和田誠さん』にとって、喜びと安らぎの瞬間であったと察します。
謹んでご冥福をお祈り致します。